デジタルセラピー研究プロジェクト

【デジタルセラピー研究プロジェクトとは】

デジタルセラピー研究プロジェクトとは、武田製薬工業株式会社から独立した株式会社Aikomiと共に「認知症を持つ人々が自分らしく生きることを支える〈パーソンセンタード・ケア〉」の実現のために、AIを活用した研究になります。
〈パーソンセンタード・ケア〉は世界中で認知症ケアとして認知されており、認知症を持つ人々それぞれの心理的ニーズに焦点を当てることで、その人らしい人生を全うするサポートを目的にしています。
弊社ではその一環として数十作品ものショートムービーの制作を担っています。

認知症は最早他人事ではない
超高齢化社会と言われ久しくなった日本ですが、2021年には高齢者の割合は29.1%となりました。このような社会で、2025年には高齢者の5人に1人(20.6%)が認知症を持つとされています。
もし、身近な人が少しずつでも記憶が薄れていってしまった場合、どのように向き合えばいいのか、どのようなケアをしていくのかそれぞれが考えていかなければいけません。
両親・祖父母という目線で見るとどこの家庭でも他人事とは言えない状況となっています。

自分らしく生きるということ
人は、それぞれの家族や友人の繋がり、思い出があります。同じバックグラウンドを持つ人は一人もいませんし、同じものを見てもそれぞれの人が違う感じ方をします。それこそが自分らしく生きるということであり、認知症にはそのような個人個人にあったケアが必要とされています。
そのためにも、「認知症を持つ人々」「ご家族」「医療・福祉従事者」のコミュニケーションを促進し、良い繋がりを生み出すことが重要になります。
私たちは数多の映像を制作することで、一人一人と向き合い、個を尊重しながらも、人と人とがつながれる機会の提供をしています。